スーパーカブ110 タイヤ交換

スーパーカブ110のチューブタイヤの交換。

前回リヤタイヤの外し方を記載した。
今回はタイヤの交換方法だ。

写真・記事はリヤタイヤとなるが
車体からの外し方が違うだけで
タイヤ自体の交換方法はフロントも一緒なのだ。

必要工具
●タイヤレバー2本
●エアポンプ
●タイヤ空気圧チェッカ
●12mmレンチ
●タイヤバルブレンチ
●軍手
●ウエス
●パーツクリナー


交換方法

タイヤを寝かせやすいように
あらかじめ、ブレーキパネル、スプロケットの着いたドリブンフランジを外しておく。
写真は外し終わった後だ。


タイヤバルブレンチをバルブに差しこみ
（この時点で空気が漏れてゆく）
バルブコアを緩めて外す。


これが普段チューブのバルブより空気を逃がさないバルブコアだ。
チューブを購入すると新品が付属（装着）されている。
栓なので、なるべく新しいものを使用しよう。


チューブバルブをホイールから抜くために
12mmレンチでロックナットを外す。


そしてリムよりタイヤをはがす。
タイヤレバーでタイヤのビートをこじる様に使用する。
見えないが内部のチューブを咬まない様に浅めから始める。
この時のレバーはスプーン形状が扱いやすい。


1ヶ所ビートを起こせたらレバーはそのまま保持し、
もう一本のタイヤレバーを使用して
時計に見立てて、10分毎に起こしてゆく。
柔らかいビートのタイヤなら素手でも起こせる。


全周囲ビートを起こしたら
チューブを抜いてゆく。


チューブを抜き終わったら
残りの下側のビートを外してゆく。
レバーでも素手でもどちらでもできると思う。


リムを確認しよう。
雨中走行経験者は、まず錆があると思う。
ウエスにパーツクリーナーを拭きつけリムバンド以外を掃除する。
リムバンドは、バルブ位置以外穴が開いていないかチェックする。
消耗していたら張替交換だ。（200～円程）


今度は逆の手順で。
まず下側にビートを入れてゆく。


バルブを先にリムに通してからチューブを入れてゆく。

チューブを入れ終わったら

ロックナットを締め込み

バルブコアを締め込み確認。
新品チューブにコアが付属の場合と、装着済みの場合があると思う。

チューブが少し膨らむ様に空気を注入する。
この方がタイヤレバーでチューブを咬みにくいようだ。


あとは慎重にビートをリムに嵌めこんでゆく。
チューブを咬まない様に気をつけよう。


空気を注入し適切な空気圧にして完成。

スーパーカブ110の場合、
フロント：170kPa
リヤ：200～280kPa

トラブルシューティング
もし空気が入れる傍から抜けてゆくようだったら・・・
●バルブコアが装着されているか確認
●バルブコアがきちんと締めこまれているか確認
●チューブを咬んでしまった、パンク修理・新品に交換
●エアポンプが消耗し空気が漏れている

初めてのタイヤ交換には予備チューブを購入することをお勧めする。


結構緊張するチューブ・タイヤ交換だが
リヤタイヤを外せた時よりも充足感を感じるはずだ。

しかも一度できるようになると
バイク屋での工賃が浮き、
パーツ用品や良いタイヤを2本くらい買えてしまう。

ゴールデンウィークなど時間に余裕がある時に、
次のタイヤ交換は自身で行ってみてはいかがだろうか。