" VTR250 " と " Super Cub 110 " で
良景と良道を求めて走ります。
2011ツーリングTB()CM(1) |
磐梯吾妻スカイライン
07:00 高湯温泉側ゲートより。
本年度は無料とのことで早速ありがたく通過する。
吾妻スカイラインの特徴は、
標高785mから13kmをかけて1577mまで登る比較的緩やかなライン。
中盤までは森の中、タイトなカーブが多く、九十九折りで視界に優れないが緑いっぱいだ。
・・・・・
事件は突然やってきた・・・
左カーブを曲がると、左手に逆光だが展望の良い砂利の駐車場が視界にはいった。
(しまった、行過ぎた・・・戻ろうか、でも逆光だな・・・)
急坂途中でUターン開始、
(おわっ、対向車!!!)
焦ってフロントブレーキを握る。
エンスト。
右足を着こうとするも、下り側は思ったよりバイクを倒さねば右足は届かなかった。
(普段は両足踵ベタ着き)
右足だけでは支えきれず。
ぎりぎりまでハンドルを持ち上げるように耐えるも、がしゃーん・・・
体も少し斜面を転がる。
(後続車が来たらやばい!!!)
サイドスタンドを下げて一心腐乱に車体を起こす、
お、重い・・・
すると・・・
*「大丈夫ですか!!!」
見ると、先ほどのCB223Sの方だった。
「ああ・・・平気です、すいません」
しかもガソリンも流れ出す始末。
余計焦る。
あれ、エンジン掛からない・・・
*「自走できそうですか?」
キルスイッチをきって再始動。
「大丈夫です、すいません、ありがとうございます・・・」
しかも良くみると、女性だったのだ。
おそらく私より若い、30前後かな?とても綺麗なお顔立ち。
(焦って凹んでいるくせにそういうところはしっかり見てる筆者w)
小柄だなとは思っていたが、女性と分かると余計焦ってしまう。
本当に心配してくれて、横浜の方だし、予定を狂わせてはと、申し訳ないので先に進んでもらった。
・・・・・
さて、とりあえずもっと左脇へ寄せねば。
あれ!?
動かない。エンストしてしまう・・・
前にも後ろにも・・・
!?
フロントブレーキが、ナックルバイザーに押さえ込まれている!!!
曲がった鉄のステーをレンチで梃子の原理使って無理やり曲げた。
↓
思ったより軽症だが、心が重症なひととき
とりあえず浄土平で細かいダメージ箇所を見ることにして出発。
運転技術は大したこと無いけど、割と長い年月乗っている二輪。
技術以前に、元々こんな見通しの悪いカーブ手前でUターンなんて危険だ。
反省・・・
さてさて、動揺しながらも旅を続ける。
そういえば、「 震災で路面段差あり 」なんて表示だったが
綺麗の一言。とても走りやすい木々のカーブの連続。
目に優しい(^^)
お、「 つばくろ谷 」なんて駐車場が。
寄ってみよう。
不動沢レストハウスというらしいが、早朝な為か開店しておらず。
つばくろ谷に架かる巨大な不動沢橋。
架設後43年経過し老朽化の為、平成12年に架け替えられたそうだ。
97年に通ったときは確かにこんなに長大には感じなかった。
昔の脚橋が下にあるらしいが見えない。
こういう橋って渡ってる最中はあっという間であり、遠目が楽しい。
このつばくろ谷、昔イワツバメが飛び交っていたことからの命名らしい。
少し紅葉には時期が早いが、つばくろ谷は紅葉のメッカだとか。
不動沢橋を渡った先に駐車場があった。
浮島のように見える小さな信仰の信夫山(しのぶやま)と阿武隈山地北部の霊山(りょうぜん)県立自然公園に囲まれた、霞む福島盆地。
だいぶ太陽が上がってきて黄色い景色は止んだが、幻想的な眩しさがあった。
中通りに位置する福島は、盆地として夏は暑い。
もう少し寒くなるとクリアに見えるかもしれない。
その先は、
あっ、
どうやら広葉樹が低くなってきたようだ。
ということは・・・
空が広くなり、見えてきたぞっ!
カーブを越えると・・・
中央に見えるは、吾妻小富士。右手に一切経山が見えてきた!
その鞍部には目的地である浄土平駐車場があるのだ。
「 天狗の庭 」展望所。
天狗が舞い降りたという伝説の地。
車では車道にはみ出しそうな狭さだ。
風景のほうは、福島盆地一望。
磐梯吾妻スカイラインは、空の道となってきた!
樹木が無くなりつつある岩壁。
これからの変化に、こころが逸る!
中盤からのスカイラインは、道も伸びやかで景観も抜群。
パワーに任せて飛ばしたくもなるし、景色が勿体無くノロノロ走りたくもあるし。
あ、先ほどのCB223Sの子がいた。
女の子でソロツーリングって、本当に旅好きなんだろうな。
しかもCB223S。高速道路の快適速度は80~90km/hくらいか。
横浜から福島は遠いよね。
はじまった・・・
高さ約50mの岩壁の側道。
一気に荒涼としてきた。
(;゚д゚)ゴクリ…
磐梯吾妻スカイラインのメインディッシュたるこの荒涼とした世界。
「 霜降 」と呼ばれる花崗岩地帯だ。
落石、崩落を繰り返し、10数年前はずっと工事中だった区間。
地球以外には存在の少ない花崗岩は、風化しやすく崩れやすい。
よくもこんな道を敷いたものだ。
本当に変化に富んでいて、カーブを曲がる度に楽しい異空間。
さてだいぶ平原化してきた。
志賀草津道路のように火山性ガス地帯に入った。
緑があったり、全く無かったり、花崗岩だけだったり、
山上の方も変化に富んでいる。
駐車しないで下さい区間だが、停車してみた。
風向きが良いのか、匂いはまったく気にならない。
しかし、、、どこの国だ、ここは!
荒涼としつつも、湿原もある浄土平付近。
そういえば、虫が飛んでいない気がする。
植物は頑張っているが、動物には厳しい環境のようだ。
だいぶ吾妻小富士がはっきり見えてきた。
こう見ると、階段で行ける火口とピークとは高低差がかなりあるようだ。
浄土平のレストハウスも見えている。
さぁ、あそこまで走ろう!
おお、噴煙が出てる出てる。
こんな間近で噴煙を見れるのもここならではか。
一切経山は活火山なのだ。
風景ばかり目が行くが、空へのワインディングも見逃せない。
気持ちよい線形だ。
7:45 浄土平 312km
日本有数の国立公園たる磐梯朝日国立公園の一角。
筆者は、この丸太形式の国立公園板を見ると背筋から頭頂部に電気が走るような感覚を覚える。
国立、国定公園好きなのだ。
さぁ、7年ぶりに少し散策しようか。
浄土平
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よかった! |
2011.11.03 Thu 23:57:50 |
筆おやじ EDIT |
ひどい事故でなくて良かったですね!私は昔ツーリング中に転倒してクラッチレバーが折れてクラッチ無しでバイク屋まで行った苦い思い出が…(-_-;)
Re:よかった!
ありがとうございます。
クラッチレバー折れは厳しいですね。
「エンジン回転数を合わせればいらない」なんていうのを見てやってみましたが
気持ちよくない、というか、不安でした^_^;
クラッチレバー折れは厳しいですね。
「エンジン回転数を合わせればいらない」なんていうのを見てやってみましたが
気持ちよくない、というか、不安でした^_^;
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風景ある道に焦がれます スーパーカブ110 VTR250FI どっちも白だったり。 |
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