BRDマフラーtypeAインプレッション

FIが学習を終えて

2011.08.31
夏休みを利用して先週届いていたBRDマフラーtypeAを装着した。

装着後は抜けが良すぎてトルク抜けしているような感覚だった。

30～40kmくらい走行が必要

というコメントを頂いていたので通勤仕事で1日あれば十分と踏んでいたのだが・・・
1日60kmを走ってもあまり変わった気がしない。

2日目。
朝の通勤時も速い気がせず。
仕事中も忙しすぎてあまり気にしていなかったが、う～ん？

仕事帰りのこと。

（ん、んん！？）

なんと
スロットル開度に比例して力強く回転数が上がってゆくタコメーター。

明らかにパワー感を感じた。

トルク感が強く、1速2速でも変速せず走行できる幅が広がっていた。
3･4速でも回転数と速度が落ち込んだ後でも上昇が早く変速回数が減った。
もちろんその分振動が大きい。

（わははは～このパワー感だ！）
若返ったピッコロ大魔王の心境だろうか。

・・・・・

そして夜遅いと、ゆわkmで流れる道がある。
試しに3速で引っ張ってみた。

体感速度よりも回転数の上昇が速い速い！
ざっと8,000rpmまではすぐである。
そこから頑張って9,000rpmも可能。
純正＋BRDエアクリのときは7,000rpmほどがやっとか。


驚くべき抜けの良さ！

・・・・・

こんな逸話を。


某日朝8:45頃。

カブ110が先頭で信号待ちをしていると・・・
後から来て一瞬後ろに居たアドレスV125（規制後）がカブ110のいる停止線を越えて前へ。
半帽にサングラス、作業服。
あきらかにカブ110を遅いと見下した態度だった。

（よしやってみるか）

前方500m程クリアな幹線道でのシグナルグランプリだ。


横の信号が赤に変わった。

ぶーーーん、

アドレスがフライング。

カブ110は2秒遅れで青になってからフルスロットル。
アドレス初速速い速い。

1速2速と6,500rpmで繋いでゆく。
2速後半で大分追いついてきたが抜けない。

3速に入れる。
明らかに差が縮まってきた。

エンジンはどんどん回転数が上がってゆく。
すると難なく抜かしてしまったのだ。
まるでアドレスが60km/hくらいにトルクの谷があるような、そんな感じに。
そこで4速にして巡航。

あちらさん、驚いていることだろう。

50m強差が着いたところだが筆者は左折しなければならない。
渡ってくる自転車を待っていると
後方からアドレスが高速で過ぎ去っていった。

・・・・・

そう、アドレスV125より速いのだ。

ピンクスクーターの王者としてほぼ前に出てくるアドレス乗り。
アドレスV125・125S
排気量：124cc
最大トルク：10N・m[1.0kgf・m] / 6,000rpm
最高出力：7.3kW[9.9PS] / 7,500rpm

に対して
スーパーカブ110
排気量：109cc
最大トルク：8.4N・m［0.86kgf・m］/ 5,500rpm
最高出力：6.0kW［8.2PS］/ 7,500rpm

ノーマル同士ではカブ110のトルク1.16倍、出力1.2倍だ。

それを凌駕するBRDセット。

トルク11N・m、出力8kWくらいは出ているのではないだろうか。

・・・・・

確かに力強く・速くなったスーパーカブ110。
ただ、疲れ気味だとトルクフルで少々振動が煩く感じるのも確か。
よく「ドライブスプロケット15T」に変えた、というのを見かける。
気持ちがとても分かった。
それほどトルクアップしている。
（しかし流石に15Tは加速が鈍く14Tに戻す人も多いようだが）

・・・・・


筆者は鈍いためか、途中荷物が重くなるからか、固体差か、
実力を発揮するまでに150km程の走行が必要だった気がする。

みなさんのBRDカブはどのくらいだったのだろうか。